アフリカンマスクの塗り
2015.09.11
アフリカンマスク、面の裏に漆を塗り終えました。いよいよ、オモテの塗りに入ります!
今までアクリル絵の具で塗ってましたが、今回は、水干(すいひ)絵具を、膠液(にかわえき)で練り溶いて塗ることにしました。水干は天然の土で出来た絵具。膠は、動物の皮などのゼラチン質を固めたものです。膠を水で煮溶かした液体は粘着剤になります。
水干の色は、素朴で柔らかくて、深みが出る感じがいいです。別に胡粉(ごふん)という貝殻が原材料の粉を、膠液で溶いた絵の具を使ってバンバンたたくように面に塗り、表面をわざとボコボコさせたりします。難しいけど、面白い!苦戦中ですが楽しく塗ってます。
絵具は最初から手作り。いくつかの色の水干を混ぜ合わせて理想の色を作り、膠液とまぜあわせて初めて塗れるようになるので、塗るまで結構アタフタします。しかも、毎回膠や水の量が微妙に違うのか、膠液がうまく作れなくて、色を塗るところまでなかなか至りません。雑な性格が改めて露呈しているこの頃です。