木彫展を終えて
2016.03.21
通っている教室の木彫展が、昨日無事に終了しました。
会場へ出掛けてたオールメンバーが帰宅しまして、定位置に戻りました。おかえり!お疲れ!
普段のお稽古は、同じ曜日の方としか交流が無いですが、展覧会には生徒さん全員と全員の作品が集合するので、それぞれの作品に圧倒されっぱなしで、また、何人もの方とお話出来、とても貴重な機会となりました。
その中でも、以前同じクラスでやっていて、最近お会い出来ていなかった、尊敬する方とお話する機会に恵まれ、近況や木彫に対する考え方、将来のことなどいろいろと話すことが出来、目頭が熱くなるほどでした。
そして、
遠方からお越しくださった皆様、お忙しい中時間作ってお越しくださった皆様、また、SNSなどでお声掛けくださった皆様、このブログを読んでくださっている皆様お一人おひとりに感謝しています。本当に有難うございます。
会場で作品を並べ終えた時、ブブクワやトンガラは、他の作品・他の生徒さんの作品に比べたらとても小さく、そして地味にも見えて、ちょっと心細くなっていました。
しかし、会場に来てくださった方から、この顔面白いね。ホッとするね。祈ってるのがいい。もっと沢山作らなきゃね!など、沢山のお言葉をいただき、本当にそれが嬉しくて嬉しくて、涙が出ちゃうくらいでした。
その中でも・・・一番うれしかった言葉は、
「私も頑張ろう」「私も何か見つけよう!」でした。
私、最近忘れてました。
なぜ私、木彫やってるのか。あ!これだった、って。前を向いて何かをする一歩を。自分らしく生きるための一歩を踏み出すきっかけになってくれたら。
今日は、秋に開催する個展の場所・・・ギャラリーを1件見に行きました。といっても、ここ行くの4回目です。現在、2件まで絞っていてそのうちの1件です。
展覧会を終えて、自分の感覚がもしかしたら変わってるかも、と思って見に行ったら、なんとなくやっぱり違って見えました。ちょっと暗いかなぁ。どうかなぁ。もうちょっと太陽の暖かさが感じられるギャラリーだったらいいなと思った今日でした。
帰宅後はイボ族のマスクを進めました。キリで穴をあけた後、針金をコンロでキンキンに熱して、穴へ入れてジュっとさせました。煙が出て燃えそうになるのでドキドキです。穴のところを焦がして「黒く塗り」ました。この穴は、本来はドリルで開けずに熱したキリのような鉄棒でジュっと燃やし貫通させるんです。
まだドリルで開けた雰囲気が残ってるのでガタガタにしなければ・・・。
こちらは「生反刀」両側が反り返った刀の形になってます。ちょっと珍しいみたい。どうやって研ぐかさっぱりですが買ってしまいました。マスクの裏っかわを彫るのに大変重宝します。だいたい綺麗になってきたかな。
次は秋の個展を目標に、ブブクワ・トンガラ、アフリカンマスクなど、ピッチをあげて彫っていかなあかんです。頑張ります。