しょうせきのうほうしょう
2016.01.23
昨年末、かかりつけの皮膚科が学会とかで休診だったので、初めての皮膚科の先生のところへ行き、足の裏に出来た水泡を見てもらった。この水泡、とっても痒くて、水虫かぁ、あぁぁ・・・としょんぼり。
やっぱりお医者さんは『あぁこれは水虫かもしれないね。』と足の裏の皮膚を顕微鏡で診たが、菌は見つからなかった。同時に『となると、原因はこれかもしれないね。』と病名を教えてくれた。
その病名を聞いた時、何を言っているのかもわからなかった。お医者さんに漢字を書いてもらった。
掌蹠膿疱症
そのお医者さんに『こういった症状はありますか?』と質問された項目が全部ビンゴだった。ずっと悩んでた体の症状の原因が判って、なんか嬉しいようなホッとしたような、そんな気持ちになった。
3年前くらいから、年中、手のひらのに水泡が出来るようになった。最初は手の奥の方からピリピリした痒みが始まって、あーそろそろ来るな!となる。それはだんだん表に浮き上がってきて、最後は水泡が破れる。すると手に小さな穴があいて何をするにも沁みるのだ。こうなったら消毒して絆創膏するはめになるのだけど、2,3日すると治ってくる。その繰り返し。
3年前は親指だけだったけど、今は、全部の指に出るようになって、足の裏、足の甲、アキレス腱のところにも出るようになった。そしてそれらは、なんと、同じ病気からなるものだったことがわかったのだ。
肝心の原因だが、おそらく「金属アレルギー」との事だった。それの大きな要因の一つとして挙げられているのが歯科治療による金属アレルギー、要は「銀歯」が腐食して微量ながら水銀が溶け出し、口から体に取り込まれてアレルギー反応を起こしているらしい。へぇ!そんなことってあるんだ!と驚きだったし、同じような症状で悩んでる人ってこの事知ってるのかなぁと思った。ということで、話が長くなってしまったけど、今年は歯医者に通って口の中の金属を取り除こうと思う。
ネットでこの病気のことを調べたら、残念だけど、銀歯を取り除いても、症状が改善されない人もいるとの事。つまり、原因がはっきりしない人も結構いるのだ。でも、かかりつけの皮膚科から言われた『ステロイド塗ってね』の対処療法だけでは永遠に治りそうにないので、歯科治療にかけてみようと思う。
最後に。この病気だってことが分かった時の安堵感、ちょっと危険と思った。???って感じかもしれないけど、あたし、やっぱり病気だったんだーっていう思い込み。あたし病気になりたかったのかな?病気だよって言われたかったのかな?とも思えてしまった。ちょっと怖かった。